butthole surfers (1981-)
バットホールサーファーズ
Alternative Rock,Punk,Noise,
Experimental,Avantgarde,
Texas Psyche
1976年
テキサス州サンアントニオの
トリニティ大学の学生だった
ギビー・ヘインズとポール・リアリーが出会う
どちらもアンダーグラウンドな音楽が好きだった
ヘインズは大学のバスケ部のキャプテンとして活躍
学校の会計士オブザイヤーで会計事務所に就職
リアリーは経営学修士の取得を目指し大学院へ
なんて優秀な二人!!
(このバンドのぶっ飛んだ生き様の奥にある知性のウラがとれる)
1981年
ヘインズとリアリーは異常な病気の写真と
その病気に関する架空のふざけた説明を掲載した
手作りの雑誌いわゆる”ファンジン”
[Strange V.D.]を出版する
この雑誌に使ったエグい写真を持っていたことが
職場にバレてしまい
(コピー機のスキャン部分に入れっぱなしにしちゃった)
ヘインズは会計事務所を辞め
南カリフォルニアに移住
当時、学位取得まであと1学期だったリアリーは
大学を中退、ヘインズの後を追った
ケネディ大統領暗殺事件の
実行犯とされている人物
リー・ハーヴェイ・オズワルドの
写真を使ったTシャツ作って
それを売って過ごした短い期間の後
2人はサンアントニオに戻り
後にButthole Surfersとなるバンドを結成し
サンアントニオのナイトクラブ
[ボナム・エクスチェンジ]で
デビュー・ライヴ
1982年
ベーシストのクイン・マシューズと
その弟でドラマーのスコット・マシューズが
バンドに加入
バンドはサンアントニオではウケなかった為
その夏の終わりにカリフォルニアに戻った
サンフランシスコの
[Tool and Die]でのライブを見た
Jello Biafra(Dead Kennedys,Jello Biafra With The Melvins)が
熱烈なファンになり
ロサンゼルスの[Whisky a Go Go]で
Dead Kennedysと
T.S.O.Lのライブのオープニングに彼らを招待し
すぐにレコードをリリースするオファーを出した
元々はハードコアパンクだったが
その形容し難い音楽性から
変態とか
アシッドとか
スカムとか
アヴァンギャルドとか
エクスペリメンタルロックとか
様々な言われ方をされ
あまりにも独特なバンドなので
しっくりくる言葉が見つからなかった
パンク ジャンク サイケ ノイズ
カントリー プログレなどの要素を持つ
テキサスの怪人達はTexas Psycheを
誰も思いつかない独自の方向に掘り下げた
80年代の
アンダーグラウンドにおける重要な存在
独創的で他にはないセンスの持ち主達
後のグランジやオルタナのバンドに
多大なる影響を与えた
当人達は認めないけど
ツアー中の朝飯は
コーンフレークにLSDをかけたヤツ
それをジンかビールで流し込む
ライブ直前にLSDコーンフレークを
もう一杯
薬物療養施設に監禁状態だった
カート・コバーン(nirvana)の所に
ツライだろうからと葉っぱを持って
見舞いに行った話とか
結局
カートと同じリハビリ施設に入って
塀を乗り越えて脱走できるか相談した話とか
逸話も多い
(実際カート・コバーンは脱走し
奥さんのコートニー・ラブがブチ切れていた)
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