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BUTTHOLE SURFERS(1981-)
バットホール・サーファーズ
Alternative Rock,Punk,Noise,
Experimental,Avantgarde,
Texas Psyche
ELECTRICLARRYLAND(1996)
- Birds 3:11
- Cough Syrup 4:33
- Pepper 4:57
- Thermador 4:35
- Ulcer Breakout 2:35
- Jingle Of A Dog’s Collar 3:08
- TV Star 3:07
- My Brother’s Wife 5:13
- Ah Ha 3:31
- The Lord Is A Monkey 4:47
- Let’s Talk About Cars 4:34
- L.A. 2:47
- Space 4:24
7th
Capitol Records
Gibby Haynes(Vo,Key)
Paul Leary(G,B)
King Coffey(Dr)
ゲストミュージシャン
Andrew Weiss(B-#4 .6. 7. 9. 10)
Bill Carter(B-#2. 12)
John Hagen(Cello-#2)
Fooch(Pedal Steel-#7)
Mark Eddinger(Key-#3)
Danno Saratak(Drum Program-#3. 10)
レコーディングはテキサス州オースティンの
Paul Leary(G,B)の家と
同じくオースティンのArlyn Studios
ニューヨーク州ウッドストックの
Bearsville Studios
プロデュースはPaul Leary(G,B)と
Guns N’ Rosesのあの
[Appetite for Destruction(1987)]や
メタリカのベースが聴こえないアレ
[…And Justice for All(1988)]等を手がけた
Steve Thompson
前作[independent worm saloon(1993)]に
続いてメジャーからリリースされた本作は
前作の方向性を維持しつつも
少しだけ初期の多様性も顔を出す
Paul Leary(G,B)のギターソロは
やはり唯一無二の奇妙なセンスで鳴らされている
それでも初期の4枚の
狂気の時代を知っているリスナーには
どうにも物足りなかった
セルアウトしたと言う人もいた
最高傑作ではないだろうけど良い曲多いし
バンドの全ての時期を楽しもうぜ!
と言うか
このアルバムはカート・コバーン(Nirvana)が
死んだ後にバットホールサーファーズが作った作品
薬物リハビリ施設で一緒だったギビー・ヘインズに
何らかの心境の変化があった事は間違いないだろう
LSDをキメてブッとんだ逸話ばかりが
取り沙汰されてきた人だけど
実は哲学的な鋭い視線の持ち主であり
人の痛みに敏感な人間だってのが
隠せてない発言がチラホラあったりする
この[ELECTRICLARRYLAND(1996)]について
アメリカ人の友人(故人)が言ってたんだけど
「ギビー・ヘインズはカート・コバーンが
[In Utero(1993)]の次に
どんなアルバムを作りたいかを聞いてて
それが頭の片隅にある状態で作った
アルバムなんじゃねーかな?」って
それは間違いないだろうと思ってる
バットホールサーファーズのことだから
そこに大衆への皮肉も込めただろう
曲名が[TV Star]とかモロでしょうよ
(初期からのファンこそわかりそうなもんだけど)
だいぶ聴きやすいこのアルバムは
バットホールサーファーズのベストセラー
[3.Pepper]がラジオでヒットした事で
多くの新しいリスナーを得ることができたが
そのせいでこのバンドをグランジの一発屋だと
思っている輩が大量発生してしまった
さかのぼりなよ〜
アルバムタイトルは
ジミ・ヘンドリクスの超名盤
[Electric Ladyland(1968)]のパロディー
元々のアルバムタイトルは
Oklahoma! / オクラホマ! だったが
レコード会社が訴訟を恐れて
バンドにタイトル変更を強制した
耳に鉛筆が刺さってるジャケが問題視されて
日本盤はプレーリードッグの写真に変更された
しょうもないことをしやがる
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