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BLACK FLAG
(1976-1986,2003,2013-2014,2019-)
ブラックフラッグ
Hardcore, Punk,
The Complete 1982 demos
(1982)
What Can You Believe? 2:57
Yes, I Know 2:36
Slip It In 5:26
Modern Man 2:40
My War 3:33
Black Coffee 5:04
Beat My Head Against the Wall 2:22
Can’t Decide 5:22
I Love You” Dukowski 3:32
Nothing Left Inside/Scream 11:33
公式リリース無し
海賊盤
(海賊盤のレビューってどうなのよ?と思いましたが
ブラックフラッグの歴史を語る上で外せない1枚なので)
Henry Rollins(Vo:S.O.A.,Rollins band)
Greg Ginn(G)
Dez Cadena(G:Misfits,Redd Kross)
Chuck Dukowski(B)
Chuck Biscuits(Dr:Circle Jerks)
Emil Johnson(Dr)が加入していたが
ツアー中に解雇し
Chuck Biscuits(Dr)加入
法廷の差し止め命令により
ブラックフラッグ名義での
録音ができない状態だったバンドは
カリフォルニアの
Total Access Recordingスタジオで
既にライブで演奏していた新曲を
たった1日で密かに録音した
これは公式にリリースされなかったが
ストーナロックが爆煙を上げた後
90年代中判以降に
[Pre-“My War” Demos 1982]
[No Deposit No Return] とかの
タイトルで海賊盤が多く出回った
ストーナーロックの種がここにあった事の
現れだろうか
5.My War
7.Beat My Head
8.Can’t Decide
9.I Love You
10.Nothing Left Inside
の5曲は
後に[MY WAR(1984)]で録りなおされる事になる
この時点でブラックフラッグが
純粋なハードコアパンクから
より複雑なギターリフ主導のメタルの方へ
(Black Sabbathの影響)
接近している
前作[DAMAGED(1981)]は
独創性が炸裂しまくりの
ツインギターのブラックフラッグでも
その根っこは
しっかりハードコアパンクだった
このデモのツインギターは
Greg Ginn(G)の弾くソロや
フィードバック音によって
疾走感の中に波のようにうねる
グルーヴが加えられている
Chuck Dukowski(B)の歪ませたベースも
それに一役買っている
Dez Cadena(G:Misfits,Redd Kross)が
作曲し公式にリリースされることの無かった
1.What Can You Believe? と
2.Yes, I Know の2曲は
Dez Cadenaが好きな70年代の
ハードロックの空気を漂わせていて
後にDez Cadenaが結成するバンド
D.C.3 によって日の目を見ることになる
D.C.3のアルバムは
全てSST Recordsからのリリースなので
Greg Ginn(G)との間で話はついているんだろう
5人編成バンドの
このメンツがブラックフラッグの
最強ラインナップだと言う声もある
名盤
(名”海賊”盤)
ACROSS THE RIVER/fatso jetsonの
Mario Lalliが言っていた
「スピーカーが溶けるような音」という
表現が当てはまるサウンド
同、1982年に
Unicorn Recordsが倒産して
やっとブラックフラッグは自由になった
HARDCORE PUNK
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