VIRULENCE

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VIRULENCE (1985-1990)

ビルレンス

Hardcore / ハードコア

IF THIS ISN’T A DREAM… (1989)

  1. Dead Weight 4:40
  2. Wrapped Up 3:40
  3. Worse Than Misery 5:11
  4. Spilling It Out 3:24
  5. Blank Stare 5:45
  6. Kindergarten 7:08
  7. Sleep 3:21
  8. The Curse(Longing To Destroy You) 9:22

ALCHEMY RECORDS

Ken Pucci(Vo:No More Saints)
Scott Hill(G:Fu Manchu)
Greg McCaughey(B:Fu Manchu)
Ruben Romano(Dr:Fu Manchu,NEBULA)

Mark Abshire(B:Fu Manchu,NEBULA)
※1986年のデモ[Promise Is Shot]に参加

ブラックフラッグチルドレン

VIRULENCEは80年代後期に
Fu Manchu,NEBULAのメンバーがやっていたハードコアバンド

NEBULAFu Manchuから分裂して誕生しているので
実質 Fu Manchuの前身

VIRULENCEはその短い活動期間中に
2本のデモと1枚のアルバムをリリースし
そのデモはファンのテープトレードで広がっていった

VIRULENCEのこのアルバムは
ニューロシスメルヴィンズのデビューアルバムと
ポイズンアイデアのセカンドアルバムをリリースした
サンフランシスコの伝説的なレーベルである今は亡き
アルケミーレコードからリリースされた

このデビューアルバムのアナログレコードは
8曲収録だったが
2010年に
Greg Anderson(Goatsnake,Sunn O))),Engine Kid)の
SOUTHERNLOADレーベル
アルケミーレコードのバック・カタログを復刻
(グレッグありがとう!)
これもそのうちの1つで
1986年の
自主制作デモカセット[Promise Is Shot]
その他のデモ音源とライブ音源を追加して
16曲収録で再発

2023年には最初のアルバムリリースの8曲を
リマスターしてFu manchuのBANDCAMPで
デジタルリリースされた

オランダのルネサンス期の画家
ヒエロニムス・ボス(1450?-1516)の
絵画”トンダルのビジョン”を
モノクロにして切り抜き
80sハードコアでよく使われた
黒い枠に収めたジャケットアートワークが
醸し出す闇

Fu Manchuの”陽”ともNEBULAの宇宙とも
完全にかけ離れた暗黒ハードコア

ブラックフラッグの全キャリアを
途中で食わず嫌いせずに
しっかりと残さず食べて消化した音


Greg Ginn(BLACK FLAG)が使っていたギターAmpeg Dan Armstrong Plexiを使ってる〜

ドライブ感のあるディストーションサウンドで
鳴らされるギターによる疾走感に加えて
インストパートが
モロにブラックフラッグの匂いを
醸し出していたりして
それがほのかにスラッジの重い空気を形成
あからさまではない不協和音を上手く使っていたりして
その混沌が凄く心地よい

曲構成が綿密

細かい部分の音色の一つ一つにまで
こだわりを感じさせる

素晴らしいデキ
名盤

この方向性のままで
バンドが続いていたとしたら
とてつもない”何か”が
生まれていたんじゃないかしら?


#1~#8
アルバム[If This Isn’t A Dream…]
1988年 8月6日
カリフォルニア州サンフランシスコの
Alpha+Omega スタジオで録音

#9
[1985 デモ]
1985 年夏
カリフォルニア州プラセンティアの
パブリック レコーディングで録音

#10〜#13
[1986 デモ]
1986年6月13日
カリフォルニア州プラセンティアの
パブリック レコーディングで録音

#14,#15
[1988 デモ]
1988年2月26日
カリフォルニア州サンタアナの
スポット スタジオで録音

#16,#17
ライブ音源
1987年12月28日
カリフォルニア州アーバインで録音

#18〜#20
ライブ音源
1989年9月30日
カリフォルニア州バークレーで録音

ボーカルのKen Pucciがバンドを脱退し
Glen Chivensが加入
1990年に
バンドは名前をFu Manchuに変更し
ストーナーロックの音へ
その後の快進撃

HARD CORE

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