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Melvins (1982-)

メルヴィンズ
ワシントン州モンテサーノ
〜カリフォルニア州サンフランシスコ
〜ロサンゼルス サンフェルナンドバレー
Stoner,Sludge,Doom Metal,Hard Core,Avantgarde
ストーナー,スラッジ,ドゥームメタル,ハードコア,アヴァンギャルド
thunderball (2025)

- King Of Rome 3:10
- Vomit Of Clarity 2:04
- Short Hair With A Wig 11:05
- Victory Of The Pyramids 9:36
- Venus Blood 8:10
28th
Ipecac Recordings
King Buzzo(G,Ba,Vo)
Mike Dillard(Dr:Fecal Matter)
Void Manes(Noises,Vo)
Ni Maîtres(Noises,Upright Bass,Handclaps)
Toshi KasaiとKing Buzzoがプロデュース
今作に背中の手術の休養中の
デイル・クローヴァーは参加しておらず
メルヴィンズ結成時のドラマーで
NIRVANAの前身バンドFecal Matterにも
参加していたMike Dillardがドラムを担当
MELVINS1983名義でのリリース
ロサンゼルスの
アブストラクト エレクトロニック アーティスト
Void Manesが[CHICKEN SWITCH(2009)]
[THROBBING JAZZ GRISTLE FUNK HITS(2023)]に
続いてノイズとボーカルで参加
(この人が参加したと聞くとちょっとした
恐怖感がよぎる…笑)
イギリス、ブリストルの
実験的ノイズプロジェクトNi Maîtresこと
Gareth Turnerが
ノイズとウッドベースと手拍子で参加

バズ・オズボーンとマイク・ディラード
メルヴィンズが結成される1983年の少し前
林業の町ワシントン州モンテサーノ
人口が3000人にも満たない
信号機が1つしかない田舎町で二人は育った
中学高校時代のバズ・オズボーンには
ほとんど友達がおらず
とにかく周囲に馴染めない少年だった
雑用をこなして小銭を稼ぎ貯めたお金で
雑誌の通信販売ページを見て
パンクのレコードを注文して
その到着を楽しみに待つ
そんな少年はこの田舎町では変わり者だった
ある日
ドラムを習っていたマイク・ディラード少年と出会う
二人はジャムセッションをしてすぐに意気投合
それからバズはマイクの家にレコードを持って
よく遊びにいくようになった
若い二人は
ビールを飲みまくって
森に行って銃を撃ったり
火炎瓶を作って爆発させたりと
ティーンエイジャーらしい?!
いたずらをしたりして一緒に過ごしていた
そこにベースのマット・ルーキンが加わって
3人でジャムセッションを繰り返しながら
演奏と作曲を身につけていった
そしてメルヴィンズが誕生した
程なくライブ活動をはじめ
デモテープを録音し
バンド活動は軌道に乗り始めた
そこで
バンドに夢中のバズ・オズボーンと
バンドよりもガールフレンドや
将来何の仕事に就くべきかを考えていた
マイク・ディラードの間にズレが生じ
マイクはバンドを抜けることにした
そこに
ドラムのデイル・クローヴァーが現れ
メルヴィンズはさらに活動を本格化
バズ・オズボーンとマイク・ディラードは
別々の道を歩んでいった
メルヴィンズはサンフランシスコへ
活動拠点を移し
アンダーグラウンドシーンで快進撃を続け
さらにロサンゼルスへ
その影響力はどんどん大きくなっていき
メジャーレーベルと契約
マイク・ディラードはモンテサーノで
高校時代からの彼女と結婚し
機械工として働き
地元のバンドでドラムを叩く生活をしていた
その間も二人は週に1回は電話で話していた
マイク・ディラードと
バズ・オズボーンはずっと友人だった
そして1998年
バズ・オズボーンがギター/ボーカル
デイル・クローヴァーがベース
マイク・ディラードがドラムで
MELVINS1983として再び一緒に活動し
アメリカ、イギリスでツアーを行い
ジェロ・ビアフラの50歳の誕生日パーティーにも出演
そこからマイク・ディラードは
週末や休暇を利用して
飛行機でロサンゼルスへやってきて
トシ・カサイのスタジオで
セッションをするようになる
2013年に[Tres Cabrones]を
2021年に[Working With God]をレコーディング
今作がMELVINS1983名義での3枚目になる
1曲目の[King Of Rome]の
気持ち良いディストーションサウンドで
刻まれるスリリングなイントロですぐに掴まれる
これはいい
完璧なオープニング
続く[Vomit Of Clarity]は
ノイズアンビエントで次曲への
つなぎとしても、
う〜ん… The 実験
3曲目の[Short Hair With A Wig]は
ゆったりとしたテンポで荘厳な感じで
ギターリフとそこに絡むテーマも耳に残るが
もう一つ突き抜けることなく
電子ノイズが徐々に浸食してくるも
曲を飲み込むでもなく
あっさり目に間を埋めて終わる
この曲に関しては
ギターが鳴っていないパートの
ベースの音をもっと大きくして欲しかった
4曲目[Victory Of The Pyramids]は
最初のエモーショナルなリフが長くしつこいが
タメを効かせた後に
本編?に入ってからはかっこいい
途中から挟み込まれるエジプトっぽさを
狙ったようなリフが風変わりなサイケ味で
耳に残るし
後半にかけてそこに絡んでくるノイズも
面白い
ラストの5曲目[Venus Blood]は
不穏なベースリフで始まり
土台のメルヴィンズらしさ溢れるリフに
乗って淡々と進んでいく
一歩一歩の重さが心地よい
このアルバムにおける
ノイズパートについては
バズ・オズボーンが
ヴォイド・メインズとニ・メイトルズから
送られたファイルを切り刻み
そこから曲を作り上げてミックスしていった
だから今作のゲスト二人に
まだ直で会った事がないという!!
ゲストのノイズ音のために
スペースが必要だったのか
スピーカーからの出音の幅が
若干狭く感じた
(これは再生環境によるかも?)
しかしこれはライブだと
もの凄いことになる楽曲群なのが容易に想像できる
「バズが電話をかけてきて
『ネタがたくさんある』と言ったんだ
曲作りの時に彼は以前の2作品とは違うものになると
もっと強烈なインパクトになるって
とは言えあの時点では
バズ自身が何がどうなるのか
分かっていなかったと思うよ
レコーディングはちょっとストレスだった
俺にとっては本当に奇妙な感覚だった
いつもこんなことをしているわけじゃないし
彼らのように
人生をかけて音楽を作っているわけでもない
このセッションでは
午後4時くらいにスタジオに着くはずだったのに
飛行機が5時間も遅れた!
バズとトシは
既に一日中スタジオで作業していて
俺はそこに現れてトラックを録り始めた
彼らのせいではなくて
俺自身のせいで
気持ちよくリラックスした作業ではなかった
ミックスされた新しい音源を聴いた時
こんな決まり文句は言いたくないけど
衝撃的だった
バズが全部をまとめ上げた時
俺は
マジか!一体いつこんなことをする時間があったんだ?
って思ったよ
彼はツアー中だった
彼はまさに機械だ
バズ・オズボーンは具象化機械という評判だが
それは本当だ
このレコードが完成した時は
信じられなかったよ
全部バズ自身で
空き時間を使ってやったんだぜ!
メルヴィンズとの仕事で一つ言えるのは
彼らは本当に仕事が速いということ
彼らは決していい加減なことをしない
俺はあらゆる面で恵まれていると言える
家族もいて、いい仕事もあり
メルヴィンズの一員でいられてる
唯一の心残りは
もっと彼らとツアーに出られないこと
もっと仕事から離れる時間があれば
ツアーに何度か参加できたかもしれない
レコーディングのために
かなりの時間仕事を休まなきゃならない
できることなら
ライブ活動をもっとしたいんだけどね
バズは言うまでもなく俺の親友の一人だ
信頼できるし何でも話せる
きっと
他の誰にも話したことのないようなことを
俺に話してくれたと思う
そこまで信頼できる人に
どんな価値を見出せるだろう
実際、とりとめのない話をしていた時に
『もしお前が俺をもう信じてくれなくなったら
ひどく落ち込むわ』と
彼に言ったことがある
バズは間違いなく俺の親友だよ」
マイク・ディラード
「マイクと俺は何があろうとお互いを信頼している
10万ドルの入ったバッグを彼に預けても
戻ってきた時に中身を数える必要なんてないよ」
バズ・オズボーン
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