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shrinebuilder (2008−2011)

Doom Metal,Stoner Rock

Scott “Wino” Weinrich
(G.Vo:Saint Vitus,The Obsessed,Spirit Caravan,The Hidden Hand)
Al Cisneros(B.Vo:sleep,OM)
Scott Kelly(G.Vo:Neurosis)
Dale Crover(Dr:melvins,Porn)という
doom/stoner界隈の
凄腕のメンツが集まったスーパーバンド

バンドネームは「神殿建設者」
OMの曲『To The Shrinebuilder』より

Shrinebuilder (2009)

1. Solar Benediction 8:45★
2. Pyramid Of The Moon 7:36★
3. Blind For All To See 7:28★
4. The Architect 5:57★
5. Science Of Anger 9:25★

バンド結成のきっかけは
2003〜2004年にかけて
アル・シスネロス
スコット “ウイノ” ワインリッヒ
クリス・ハキウスと三人で
グループを結成することを提案
それから数年にわたって
散発的に一緒に音楽を制作した後
スコット・ケリーがバンド加入
4人編成へ
2008年初頭に
ドラマーのクリス・ハキウス
音楽活動から引退
後任としてデイル・クローバーが加入

個性の塊のようなベテラン四人が
完璧なバランス感覚で作った1枚

誰の個性も死んでいないと言うか
お互いの技を
それぞれが熟知しているような
駆け引きとローテーションによる
調和のとれたチームワーク

トリプルボーカルに
ギター2本、ベース、ドラムの
各パートの音のバランスも素晴らしい

1曲目のイントロでスグわかる
デイル・クローバーのドラム
ワイノ節の歌とギター
アル・シスネロスの密教的な音と念仏ボーカル
スコット・ケリーの咆哮と暗黒感と芸術性
全員のキャラが立っている

長尺で静と動、
緊張感とゆったりとした大きいグルーヴ感
ジャムセッション要素もありの
プログレッシブな曲展開

2008年頃から
メンバーは互いにネットで
ファイルをやりとりしながら
曲を練っていき
ボルチモア
サンフランシスコ
アッシュランド
ロサンゼルスで
メンバーが不揃いでも
スタジオリハーサルを行っていた

2009年1月
初めてバンドメンバー全員が集まり
セッションに着手し
3日間でこのアルバムを録音

ジャケットの印象通りの
暗く重い音像と
厳かな空気を持つアルバムだけど
それぞれのメンバーの
元バンドを知っていると
聴きながら
『ワイノだ』
『アルの念仏だ』と楽しい

2011年にライブアルバム『L•i•v•e』を
LP1000枚限定(500/クリア.500/ブラック)で発売

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