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Melvins (1982-)
メルヴィンズ
ワシントン州モンテサーノ
〜カリフォルニア州サンフランシスコ
〜ロサンゼルス サンフェルナンドバレー
Stoner,Sludge,Doom Metal,Hard Core,Avantgarde
ストーナー,スラッジ,ドゥームメタル,ハードコア,アヴァンギャルド
TARANTULA HEART(2024)
- Pain Equals Funny 19:08
- Working The Ditch 6:32
- She’s Got Weird Arms 3:39
- Allergic To Food 5:37
- Smiler 4:51
27th
Ipecac Recordings
King Buzzo(G,Vo,Noise)
Steven McDonald(B,Vo)
Dale Crover(Dr,Vo)
Roy Mayorga(Dr,Synthe)
Toshi Kasaiが
録音,ミキシング,共同プロデュース
バッキングボーカル
ゲストミュージシャンに
WE ARE THE ASTEROIDのギタリスト
Gary Chesterが参加
Garyはテキサスの伝説的な
ノイズロックバンドED HALLのメンバーで
MELVINSがBoner Recordsに在籍していた
バンド初期からの知り合い
久々のツインドラム編成で
クラストパンクバンドNausea出身で
Ministry, Soulfly, Stone Sour, Thorn等
数々のバンドを渡り歩いてきた
名ドラマー ロイ・マヨルガが参加
1999年にSoulflyの来日公演で見た時
カッコいい人だなぁドラムすごいなぁーと
感動したものだったが
25年経っても相変わらずこの人はカッコいい
「[Tarantula Heart]へのアプローチの仕方は
他のどのMELVINSのアルバムとも違っていた
デイル・クローバーと
ロイ・マヨルガに来てもらって
スティーブン・マクドナルドと
俺と一緒にリフをプレイしてもらった
そのセッションをもとに
どのパートが上手くいくかを考え
それに合うように新しい曲を書いた
これは今までのやり方とは違う
普通はレコーディングを始める前に曲を作っておくから」
ー バズ・オズボーン
「この[Tarantula Heart]の
大部分にはドラムパートがふたつある
ロイ・マヨルガは素晴らしいドラマーだ
まず彼と
ツインドラムのパターン的にどうするか話し合った
そしてアドリブでドラムリフを叩いたり
ドラムフィルを交換したりして
セッションを重ね
ドラムトラックを作っていった
そして
バズ・オズボーンが何時間もドラムトラックと向き合い
ドラムの音に合わせて曲を書いていった」
ー デイル・クローバー
「ドラムトラックをもとにして俺が作った曲を
バンドのメンバーが聴いたとき
彼らは吹き飛ばされたよ
それは彼らが今まで聴いたことのない
まるで突然に現れたかのような新曲だったからね」
ーバズ・オズボーン
て言うから
ドラムオリエンテッドなアルバムと思ったら
19分を超える尺でプログレッシヴな
1.Pain Equals Funny で
途中からサウンドスケープに展開して
ドラムが無いパートを入れてくる
メルヴィンズらしさ
ハードコア〜メタルを叩いてきた
ヘヴィ寄りでトライバルな印象がある
ロイ・マヨルガ加入で
思いっきり飛ばすアルバムかと思いきや
やはりメルヴィンズ
こちらの予想はハズしてくる
わりと落ち着いた
厚みのあるドラムループ的プレイが多い
その分スリリングな応酬パートが効いてくる
が
正直言うと
もっとツインドラム大爆発みたいなのが
欲しかったってのはある
[The Crybaby(2000)]収録の
TOOLとの共作曲”Divorced”みたいな
凄まじいヤツが…
今作は
2000年代のメルヴィンズらしい音に
サイケ要素を少し増量したサウンドを土台に
リフの気持ちよさとメロディの暖かみは
名盤[(A)Senile Animal(2006)]を思わせる
そこに曲のスケールのデカさが際立つ
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