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dozer (1995–)
ドーザー
スウェーデン ボルレンゲ
Stoner Rock / ストーナーロック
DRIFTING IN THE ENDLESS VOID
(2023)
- Mutation/Transformation 7:31
- Ex-Human, Now Beast 4:29
- Dust For Blood 4:42
- Andromeda 5:14
- No Quarter Expected, No Quarter Given 5:32
- Run, Mortals, Run! 6:44
- Missing 13 8:34
- The Beginning/Ending (アナログ盤のみ)
2013年に
4th[Through The Eyes Of Heathens(2006)]の
プリプロダクション・デモ盤[Vultures]をリリースしてから
音沙汰がなかったDOZER
そこから10年
オリジナルアルバムとしては
5th[Beyond Colossal(2008)]から12年ぶりの
6th
Blues Funeral Recordings
Fredrik Nordin(Vo/G)
Tommi Holappa(G)
Johan Rockner(B)
Sebastian Olsson(Dr)
Fredrik Nordin(Vo/G)が
修士号を取得するために学校に戻り
Tommi Holappa(G)は
サイドプロジェクトだったGREEN LEAFを
フルタイムのバンドに変え
DOZERとしての活動を休止していた
2021年にスタジオに入り
[THROUGH THE EYES OF HEATHENS(2006)]で
ドラムを叩き
[BEYOND COLOSSAL(2008)]の
ミックスを担当したDaniel Lidenが
録音を担当
ひっさしぶりのアルバムは
“砂漠から宇宙へ”のあのDOZERの音
哀愁の歌メロと
サイケの浮遊とヘヴィな重力を行き来するリフ
4代目のドラムとして
GREEN LEAFからSebastian Olssonを
新たに迎え入れているが
やはり安定のGREEN LEAF人脈
この人、バンドの音を完璧に理解している
素晴らしい仕事っぷり
安心してください
バンドはしっかりDOZERの音で帰ってきました
DOZERはアルバムリリース毎に
根っこのKyussとFu Manchuの血を受け継いだ音から
砂漠から発射されたロケットみたいに
スケールが大きくなっていったが
今作もその純粋な進化系と言えるサウンドで
歳をとって音が丸くなったとか
落ち着いたとか
枯れた味わいとかではなく
しっかりDOZER
ちゃんと宇宙にいる
ベテランの織り成す曲展開の巧さ
さざ波から大海嘯
間の取り方までしっかりと練られている
DOZER印の残響を纏いながら
真っ直ぐにこちらへ向かってくるボーカル
ど真ん中に芯を通す歌
哀愁のメロディ
完璧
完璧な復活作だと思う
stoner/desert