Agents of Oblivion (1999-2000)
エージェンツ・オブ・オブリビオン
Southern Rock,Swamp rock
Agents Of Oblivion (2000)
- Endsmouth 4:24
- Slave Riot 3:21
- A Song That Crawls 4:10
- Dead Girl 6:25
- Phantom Green 5:06
- The Hangman’s Daughter 4:34
- Ladybug 4:33
- Ash Of The Mind 3:52
- Wither 4:18
- Paroled In ’54 5:04
- Anthem (For This Haunted City) 3:40
- Cosmic Dancer 5:34
- Big Black Backwards 6:42
Rotten Records
名盤
Dax Riggs(Vo,G:Acid Bath)
Mike Sanchez(G:Acid Bath)
Danny Barnett(G)
Alex Bergeron(Ba:SlowTheKnife)
Chuck Pitre(Piano,Key)
Jeff McCarty(Dr)
ベーシストAudie Pitreを事故で失い
1997年に解散したAcid Bathの
Dax RiggsとMike Sanchezを中心に
ルイジアナで結成
Dax Riggsの抜群の歌唱力
哀愁を帯びた歌をど真ん中に据えて
展開される歌モノロック
メタル要素は排除されサザンロックの音使い
ブルースの香りにうっすらと霞がかったサイケ
泥臭さを持ちつつも聴きやすく優しく
ゆっくりと流れる大河のよう
綺麗にまとまっている
Chuck Pitreのピアノが良い仕事
Acid Bathの
[Paegan Terrorism Tactics(1996)]収録の
[4. Dead Girl]は元はアコギの弾き語りだったが
今作ではサザンロック風味にアレンジ
妖しさが増していて素晴らしいデキ
エンディングのスロウなグルーヴのゆったりとした
渦が良い
[10.Paroled In ’54]のリフの重さが際立つ
エンディングに暗黒を匂わせてから、名曲
[11.Anthem(For This Haunted City)]へ
この流れが素晴らしい
[12.Cosmic Dancer]はT-Rexのカバー
アコースティックにパーカッションが効いてる
やはりDax Riggsは稀代のボーカリスト
説得力のあるエモーショナルな声
時流に乗ろうともせずに我が道を行き
圧倒的個性を放つ存在
1999年デモを作った後
2000年にこのアルバムをリリースしたが
すぐに解散してしまった
そのクオリティ故かRotten Recordsは
このアルバムを2017年に限定アナログ盤で再発している
Dax Riggsはその後
本作でピアノ/キーボードを担当したChuck Pitreと
Deadboy and the Elephantmenを結成
Southern Rock taste