blind melon (1989-)
ブラインド・メロン
Alternative Rock
Blind Melon (1992)
- Soak The Sin 4:00★
- Tones Of Home 4:26★
- I Wonder 5:32
- Paper Scratcher 3:13
- Dear Ol’ Dad 3:01★
- Change 3:41★
- No Rain 3:37★
- Deserted 4:20
- Sleepyhouse 4:28
- Holyman 4:47★
- Seed To A Tree 3:29★
- Drive 4:40
- Time 6:02★
1st
Capitol Records
Shannon Hoon(Vo)
Christopher Thorn(G)
Rogers Stevens(G)
Brad Smith(B)
Glen Graham(Dr)
70’s hardrock,blues,
country,southern rock
psyche,jazz,funk
などの要素から成るが
それらを
ただ合わせただけではできようも無い
独自の音
伸びやかで緩急自在の声
凄まじい絡みをみせるツインギター
グルーヴィーで
ツボを押さえてくるリズム隊
レコード契約を期に
ノースカロライナ州の
Sleepy Houseという家で
共同生活をした賜物か
ジャム感も残しつつ
完璧にバランスのとれたバンドサウンド
「5.Dear Ol’ Dad 」の
ギターのカッティングの切れ味と
フラメンコ調の
アコースティックソロが良い
ヒット曲「7.No Rain」の
一発で心を掴む優しい歌メロ
コーラスのハモりが癖になる
「11.Seed To A Tree」
ファーストアルバムにして
とんでもない完成度のアルバム
すごい人達
乱暴な言い方をするならば
俺たち世代のled zeppelin
ツェッペリンを愛するアクセル・ローズ(Guns N’ Roses)は
いち早くブラインドメロンの魅力に気付き
この素晴らしいバンドを引っ張り上げようと動いた
(故にガンズの弟分的なレッテルを貼られたりもした)
それでもバンドは浮き足立つことなく
地道に田舎のライブハウスを回り
堅実な活動を続けていった
Soup (1995)
- Galaxie 2:40★
- 2×4 4:00★
- Vernie 3:14★
- Skinned 1:57★
- Toes Across The Floor 3:04★
- Walk 2:47★
- Dumptruck 3:40★
- Car Seat (God’s Presents) 2:42★
- Wilt 2:29★
- The Duke 3:36★
- St. Andrew’s Fall 4:11★
- New Life 3:34★
- Mouthful Of Cavities 3:33★
- Lemonade 3:36★
2nd
メンバー不動
ニューオリンズでレコーディング
バンドの持つ音楽的要素が
絶妙なバランス感覚で混ざり合い
どこにもない個性的な楽曲
音を作り上げている
Shannon Hoonの歌う
表情豊かなメロディは
妖しく奇妙だがキャッチーで
すぐに心を掴んでくる
こだわり抜いたであろう
ギターの音色とコンビネーションは完璧
というか
バンドの音の一体感が完璧
アメリカンロックの土臭さ懐かしさに
切れ味と軽快なフットワークを加えたような
新鮮な響き
バラエティに富んだ楽曲は
沢山のアイデアが綿密に組み込まれ
作り込まれていて美しさを覚える
そして同じ位の悲しみも
(歌詞の内容に絶望感が見えたり)
何度聴いても味わい深く暖かい
キラキラと優しく光り輝くような
もの凄いアルバム
捨て曲無しの超名盤
95年の夏の終わり頃に
深夜番組で「Galaxie」のPVを見て
田舎の高校生だった私は
バンド名と曲名をメモり
次の日曜日に
朝からバスと電車を乗り継ぎ
ヤンキーや
「拝ませてくれ」と言ってくるおじさんをかわして
街のタワレコに行って
このアルバムを買いました
当時の私にとって
街のタワレコに行くのは”祭り”だったので
CDの棚を「A」から順に
「Z〜オムニバス/サントラ」まで
全部見てCDを探す
”儀式”(2周3周は当たり前)を
欠かした事が無い
キモい子供でしたが
この時は即「B」の棚に行ったのを覚えています
CDケースに
タイトルのステッカーが貼ってある
輸入盤で
なんだか特別な感じがして
帰りのバスの中で
ブックレットを見て期待でニヤニヤして
家に帰り早速CD再生すると
突然ラッパの音が…
これ「Galaxie」じゃ無い?
うわ〜
なんかCDケース裏の曲目読みにくかったし
と思ったところで
あのイントロが始まり安心
そして良い曲が次から次へと続き
その日寝るまで繰り返し聴きました
1stを持っていなかったので
次の日曜日にすぐに買いに行き
(この時は”儀式”の通りCD棚を「A」から3周)
追いかけるバンドを見つけたぜ〜
となりました
その年の冬に買った音楽雑誌の小さな記事で
シャノン・フーン(Vo)の死を知り
子供ながら何とも言えない悲しさを感じました
1995年10月21日
ニューオーリンズでツアー・バスの中で
コカインのオーバードーズで死亡
28歳だった
早過ぎる
結果俺はネガティブなグランジ小僧に…
1995年は
他にも素晴らしいアルバムが沢山出て
小遣いの殆どをCDに使い
数少ない手持ちのアルバムを
じっくり何度も聴き込む
最高の日々でした
戻りたい…
(★はお気に入り曲です)