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monolord (2013-)
モノロード
ドゥームメタル, ヘヴィサイケ, スラッジメタル
YOUR TIME TO SHINE (2021)
- The Weary 4:58
- To Each Their Own 7:28
- I’ll Be Damned 6:54
- Your Time To Shine 10:26
- The Siren Of Yersinia 9:11
5th
Relapse Records
Thomas V.Jäger(G,Vo)
Mika Häkki(Ba)
Esben Willems(Dr)
ド頭から重力
執拗なまでに音で重力を表現し
聴き手に浴びせてくる
ノイズコントロールを超えて
重力を操るリフ
重たくて超密度
その中に浮かび上がる歌声は
妖しくも美しいメロディーで
キャッチーで沁みる
ギターによるテーマがドラマチックで
バッキングの重さの中で輝くように聴こえる
それはリフと同様に
ストーナーの鉄則の通りに
何度も繰り返され渦を巻く
決して綺麗にコーティングされていない
歪の粒が剥き出しのミックス
その凄まじい圧は相変わらず心地良い
Monolordは最初から凄かったけど
ここまでコンスタントにリリースを重ね
ライブをしながら
作曲能力を向上させ
元々の軸からブレる事なく
進化し続け
2年のスパンで出すアルバムが
決してハズさないってのは
とんでもない事だと思う
活動歴が長いバンドの中には
自分達のやっている事に飽きて
明後日の方向に舵を切ったのを
進化だとするものもいる
気持ちはわかるし
俺のようなおっさんのリスナーは
そういう変化球も割と好きな人が
多いと思う
新譜を聴いて
「ふ〜ん。おもしれーなぁ」つって
それから
そそくさと過去のアルバムを聴くのを
幾つのバンドで何度繰り返しただろうか?
逆にその変化球がかっこよすぎて
「これだ!この方向性だ!!
もっとくれ!!!」と思ってたら
そのサウンドはアルバム1枚のみで
次のアルバムは原点回帰作だったりもした
それは善し悪し
バンドを追いかける楽しみでもある
ただ
Monolordの歩みは真っ直ぐだから安心
その上で毎回
文句のつけようのない素晴らしい音
これはバンド活動を続けていく理想形だと思う
不動のオリジナルメンバー3人ってのも
なんつーか、信頼できる
現役のバンドの中でも最高峰の存在だと思う
名盤
前のアルバム
ridingeasy records
