exit-13

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exit-13 (1989–1997)

grind core

アメリカのgrind coreの父とされ
イギリスのNAPALM DEATHの
影響を受けているが
緩急変幻自在でアイデアに溢れた
曲展開の鬼

アコースティック/ジャズ/
フュージョン等の要素をちりばめた
圧倒的センスと実験性で
一筋縄ではいかない

演説やアナウンス(Earth Firstは全部演説)
銃声などの効果音も多用

vocalのBill Yurkiewiczは
RELAPSE RECORDSの創始メンバーの一人

2ndから参加のベースは
あのDan Lilker
(Brutal Truth,venomous conceptS.O.D)

アートワークや曲のタイトル/歌詞に
葉っぱ要素あり

96年の3rd
「SMOKING SONGS」に至っては
ウッドベース、ホーン、
ピアノ、女性ボーカルの
古い映画で流れる様な曲調で
grind coreをやらないという実験っぷり

 

『僕とexit-13』
高校時代、
私にpunkを教えてくれた同級生がいまして
ラモーンズ、ピストルズ、
クラッシュ、パティ・スミス
(彼の発音のせいで2年生になるまで
”パテースミス”っていう
バンド名だと思っていた
彼が持っていたのは
カセットのラベルに(パテー)と書かれた
ケースの無い裸のカセットだった
エアロスミス
パテースミス
ダークダックスのように
スに力を込めた発音)

初期パンクから始まって、
80sもOiも
Psychobillyもスターリンも
toydollsもNYハードコアも
punkから派生したあらゆる物を
教えてくれた

各学年に1人は存在したパンク博士
プロフェッサーパンク

CDかカセットを借りて
そのバンドの説明を受け
MDにダビングし聴き込んで感想を言う
すると彼が
私がハマりそうなのを選んで
また貸してくれる

両親が嫌がる
(母親からミスチルみたいな音楽をやってほしいと言われる)

借りてばっかりじゃあれなんでと
グランジやオルタナの
オススメを持っていく日々

彼にパンクを教えたのは
従兄弟の兄ちゃんだと聞いていた

お盆に親が田舎に帰っているので、
彼の家に泊まって
親父さんのバブルの名残的デカイコンポで
音楽聞きまくろうとなった日に
兄ちゃんがやって来た

ギブソンのサンダーバードベース背負って
鋲ジャン着てマーチンはいて
CDとビデオとファンジンみたいなチラシを
缶バッジと安全ピンでとめた
パッチだらけのナップサックに
山ほどもって来た

ホットプレートで焼き肉をしながら
punkの話を沢山聞いた
質問攻めにした
英語が堪能な兄ちゃんは
バンド名を流暢な発音で言った後に
『しまった』って顔をして
子供達にわかりやすいように
カタカナ発音で言い直してくれる
気づかいの人

耳コピのしかた、
鋲ジャンの作り方まで習った

途中
コンビ二にお菓子を買いにいった帰り道
兄ちゃんが
今一番ハマってるバンドは?となり
当時でも型遅れのデカめの
カセットウォークマンに入ってたのが
曲順が滅茶苦茶にダビングされた
exit-13の(ETHOS MUSICK)だった

人生初のgrind coreは理解不能だったが
exit-13の名前はきっちり記憶した
(お小遣いは少ない
こんな滅茶苦茶なのを
間違って買わないようにと)

それから暫くして、
移り気な思春期だった私は
兄ちゃんのはカセットだったから
音が悪かったし
(その時々でハマっているバンドを
上書きダビングしまくって使い回したテープ
兄ちゃんは俺たちの陳老師
100本近いカセットを置いていき
俺たちはそれを”超人一〇二芸”と呼び
修行に励んだ)
exit-13をちゃんと聴いてみたいと思ったが
田舎のCD屋にgrind coreは無い
街のタワレコにもexit-13は無かった

カルトなバンドである事に
たまらない魅力を感じ
緑の非常口誘導灯を見るたびに
exit-13と思う日々

当時たくさんあった小さい中古CD屋も
高校生なりの機動力
(どこまでもチャリを漕げる)で
毎日のように探しまくったが売ってない
時々チャリの前輪が
側溝のブロックの隙間にハマり
救命阿

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情報も無かった時代だったので
96年に3rd
(SMOKING SONGS:全くgrindcoreじゃない
葉っぱ関係のジャズをカバーしたアルバム)が
出た事も知らないまま
月日は経ち2007年
当時のバンドのメンバーの家で読んでた雑誌に
exit-13 (High Life!)の紹介記事が!

ほぼ全曲を収録
(3rd「SMOKING SONGS」はカット)
カタログ的2枚組でリマスター
あらお買い得!
やったー12年ぶりに聴ける
今ならわかるハズなんです!と即買い

前置きが長くなってしまいましたが
なにが怖いって
「SMOKING SONGS」を
無かった事にする実験っぷり
やっぱりネタ的に作ったから外したのね
ファンへの気づかい

High Life!(2007)

DISC1
(Ethos Musick)から

1.Societally Provoked Genocidal Contemplation 5:06 ★
2.Ethos Musick     1:44 ★
3.Facilitate The Emancipation Of Your Mummified Mentality 4:27
4.Diet For A New America 3:14 ★
5.Anthropocentric Ecocidal Conundrum 3:47 ★
6.Reevaluate Life!  1:38
7.Legalize Hemp Now! including A Warm Wave Of Euphoria  7:42 ★
8.Open Season (The Story Of Hunter Slaughter) 5:27
9.My Mind’s Mine! 4:32
10.Earth First 4:39
11.Only Protest Gives A Hope Of Life 3:59 ★
12.Disemboweling Party  1:40
(Just A Few More Hits)から
13.Legalize Hemp Now! 4:52
14.A Man And His Lawnmower 0:52 ★
15.Oral Fixation 4:54 ★
16.Constant Persistence Of Annoyance 2:17 ★
17.Wake Up And Change! 4:02

DISC2

(Split W/ Hemdale)から

1.Gout D’Belgium 2:08 ★
2.Black Weakeners 1:29
3.Hopped Up (By The Demon Humulus Lupulus) 2:03
4.Storm Of Stress 1:27

(Spare The Wrench, Surrender The Earth)から

5.Spare The Wrench Surrender The Earth 3:07 ★
6.Only Hypocrisy Prohibits Legality 2:32 ★
7.Only Protest Gives A Hope Of Life 3:23 ★
8.Societally Provoked Genocidal Contemplation 4:51 ★
9.My Mind’s Mine 4:32 ★

(Green Is Good!)から

10.Anthropocentric Ecocidal Conundrum 3:34 ★
11.Reevaluate Life 1:23
12.Gaia 2:24
13.Unintended Lyrical Defuddlement 2:00
14.An Outline Of Intellectual Rubbish 2:42
15.Where’s Exit 13? 3:15
16.Ecotopian Visions 3:37 ★
17.Constant Persistence Of Annoyance 2:01 ★
18.Inbreeding Populations 1:58
19.Self Misunderstood Cerebral Masturbation 3:24 ★
20.The Funk Song 2:20 ★
21.Get High On Life 2:42 ★
22.Disemboweling Party 1:28
23.Shattnerspackle 1:36

(Unrequited Love For Chicken Soup)から

24.Terminal Habitation 2:27
25.Fingernails 2:06
26.Conclusions On Various Religious Frauds 2:10 ★
27.Political Dismay 2:18 ★
28.Impaled 3:45 ★
29.Disemboweling Party 1:32

ずっしりと重いリフと
擂り潰されたvocalから超高速パートへ
中盤ミディアムテンポのジャムをはさみ
重く遅くなったと思ったら軽快になる
展開に次ぐ展開の鬼曲
「1-1.Societally Provoked Genocidal Contemplation」

ダミ声vocalで
最初から速いのに更にギアを上げる
「1-2.Ethos Musick」

高速グラインドから
ヴィンテージ感溢れる
乾いた渋いギターソロで度肝を抜く
「1-4.Diet For A New America」

アコギのイントロが
ミディアムテンポの地獄に変わる
「1-5.Anthropocentric Ecocidal Conundrum」は
中盤から
お約束のツインギターリフの超高速へ
その後も変わりまくるぐにゃりとした展開

もっと葉っぱを植えようという演説から
ミディアムテンポのギターの
高音弦の軋むようなリフがうねる
「1-7.Legalize Hemp Now! including A Warm Wave Of Euphoria」
中盤の美しささえ感じさせるインストパートがかっこいい

怒濤のgrind coreの後
怪しげな雰囲気の
アコースティックで終わる
「1-11.Only Protest Gives A Hope Of Life」

早く短くシンプルなハードコアパンク曲
「1−14.A Man And His Lawnmower」
力の抜けた(オーーオーオ)の
コーラスが効いてる

エロテープとロマンチックなSEで始まり
アエギ声を効果的にブラストビートに乗せる
「1-15.Oral Fixation」

軋むようなギターソロと
終盤のカッティングが良い
短い間隔でリズムチェンジを決め
密度の高い
「1−16.Constant Persistence Of Annoyance」

DISC2の
(Split W/ Hemdale)からの頭4曲は
割とストレートな怒濤のgrind core

えげつない音で
ゆっくりと進むホラーなリフが
中盤で暴れ出す
「2−5.Spare The Wrench Surrender The Earth」

弾きまくりの速い単音リフ
真ん中に入るゆったりと怪しげな空気が良い
「2−6.Only Hypocrisy Prohibits Legality」

重さと軽さを行き来する
「2−7.Only Protest Gives A Hope Of Life」
悲しげな音使いのエンディング

渋いギターソロと底で蠢くbass
急にペラペラなリフに行く超展開
引き出し多すぎの
「2−8.Societally Provoked Genocidal Contemplation」は
ダンサブルに終わる

ゆっくり刻まれる
重た〜いスラッジから
Sabbath、Zeppelin、宇宙へ
「2−9.My Mind’s Mine」

かき鳴らされる
物悲しいクリーントーンギターから
高速ブラスト
左右のギターのお約束が決まる
「2−10.Anthropocentric Ecocidal Conundrum」

バラード調で始まり
(歌はもちろんガテラルボイス)
縦横無尽の展開でpopにまでなる
「2-16.Ecotopian Visions」は
動くbassが良い

キッチリとしたリズムの切り替えで
バンド一丸の音が迫ってくる
「2-17.Constant Persistence Of Annoyance」

重く刻むリフと高く軋むリフの
コントラストが凄まじい
「2-19.Self Misunderstood Cerebral Masturbation」は
嘘みたいなエンディングを迎える
ぜひ聴いて欲しい

名前通りのファンキーなインスト
「2-20.The Funk Song」は
バンドの実験性がテクニックに裏打ちされた物だと思い知らされる

続いてまたファンキーなbassが効いた
「2-21.Get High On Life」は
途中、バーナーで炙られる

以降の
(Unrequited Love For Chicken Soup)からの曲は
90年録音故か録音レベルが小さく
音が悪いがなんか迫力がある

頭から高速で飛ばす
「2-26.Conclusions On Various Religious Frauds」は
ギターソロが混沌を紡ぐ

間奏部分で刻まれる
メタリックな反復リフが心地よい
「2-27.Political Dismay」は
拍手で終わる皮肉屋さん

弾きまくりのギターがかっこいい
「2-28.Impaled」

アイデア満載でお腹いっぱいの46曲
凄い

(★はお気に入り曲です)

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