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Black Sabbath (1968-2017)
ブラック サバス
MASTER OF REALITY (1971)
1. Sweet Leaf 5:03
2. After Forever 5:25
3. Embryo 0:28
4. Children Of The Grave 5:16
5. Orchid 1:31
6. Lord Of This World 5:25
7. Solitude 5:02
8. Into The Void 6:13
3rd
Vertigo Records
Ozzy Osbourne(Vo)
Tony Iommi(G)
Geezer Butler(B)
Bill Ward(Dr)
煙を深く吸い込んでからの
咳で幕を開ける
重力の増した音の世界
1秒の長さが違う
重さを生み出すための
手段の一つとして
“タメ”ってのは
太いゲージの弦を使うとか
チューニングを下げるとか
ギターを何本も重ねるとか
物理的な要素と違って
“気持ち”なんだと思う
失敗したら
“モタついてる”で
切り捨てられてしまう
その極端なギリギリの
“タメ”を
トニー・アイオミが
やってる
このアルバムから
ダウンチューニングが
使用されているが
それにしても
タメたタイム感が凄ぇ
しかも自然に聴かせる
ギターの出す重い粘りに
ビル・ワードが
徹底的に乾いたドラムの音で
答える
ギーザー・バトラーは
うねりくねるベースラインで
グルーヴィーに絡む
ベースがリードしている所も
散在する
それが悉く完璧
その渦の中
浮かび上がる
自由なオジーの歌
バンドがしっかりと
同じ時間軸の中を
進んでいる
とても短いスパンで
アルバムをリリースしていた時期だが
曲構成は練りに練られているし
それぞれの曲の個性,完成度も
一切の妥協無し
モノトーンにもセピア色にもなる
曲順もこの並びしかない
[1. Sweet Leaf]の歌詞は
ストーナーロックへの予言
1971年の時点で
すでに到達していた証
このアルバムも
多くの人に最高傑作と言われる1枚
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