uncle acid & the deadbeats Wasteland (2018)

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Uncle Acid
& the Deadbeats (2009-)

アンクル アシッド
アンド ザ デッドビーツ

ドゥームメタル,アシッドロック, サイケデリック

Wasteland (2018)

  1. I See Through You 5:42
  2. Shockwave City 4:00
  3. No Return 8:49
  4. Blood Runner 4:01
  5. Stranger Tonight 3:54
  6. Wasteland 7:46
  7. Bedouin 5:32
  8. Exodus 6:47

5th
Rise Above Records

Kevin Starrs(Vo,G,Key)
Vaughn Stokes(B,Vo)
Jon Rice(Dr)

ケビン・スターズがプロデュース

Wasteland=不毛の地

古いSF映画で描かれたような
ディストピアの世界を
音像化したようなアルバム

明確なコンセプトの元に作り込まれた
リフ、音像、メロディは
ドゥーム/ストーナーの酩酊感を
催眠とか洗脳とかの類に
見事に変換している 凄い

持ち前のヴィンテージなサウンドが
アルバム序盤では
過去作よりも意識的に無機質に鳴らされ
その上でキャッチーなので
もう洗脳電波
その分余計に歌メロの綺麗さが効いてくる
声にガッツリとエフェクトがかかっているが
メロディの力で聴き手に染み込ませてくる

アルバム中盤から物語が動くと共に
熱を帯び始め
サウンドに緊張感が増してくる
[4.Blood Runner]は
1982年のリドリー・スコット監督の
映画Blade Runnerのもじり

これはもし音を8ビット化しようものなら
完全にファミコン時代のRPGの
ボス戦のBGM

6曲目のタイトル曲[Wasteland]で
アコースティックギターを使い
人間味を加える演出が圧巻

全ての音の配置が計画的で
ホラー風味なのに心地よい

気がつけば
完全に物語に引き込まれていて
目が(つーか耳が)離せなくなっている

エンディングのオルガンと
マーチングドラムの余韻まで完璧

もちろん
1曲1曲のクオリティも素晴らしいんだけど
カーステレオでドライブしながら
聴くんじゃなくて
ケビン・スターズ
思惑通りに部屋でアルバム1枚キッチリ聴いて
この世界観にどっぷり浸かるのがいいと思う

とんでもない才能

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