doom metal
「pentagramの欠片」
From The Original Master Tapes(2005)
- Child Of Darkness 4:12
- Enslaver Of Humanity 2:54
- Frozen Fear 4:14
- One-Way Road 2:47
- Serpent Venom 3:56
- Last Call 3:07
- Drive Me To The Grave 3:21
- Into The Grave 3:15
- Skinned 2:09
- Through The Gates Of Hell 3:32
- Touch The Sky 5:06
- Child Of Darkness II 3:02
- Time Bomb 4:28
- Nighttime Killers 3:46
- Axe To Grind 5:26
PENTAGRAMの活動と並行して
メンバーがやっていた
BEDEMONの
70年代レコーディング音源
Bobby Liebling(Vo)
Randy Palmer(G)
Mike Matthews(B)
Geof O’Keefe(Dr)
長らく海賊版が出回っていたが
2005年に正式リリース
#1〜12は1973〜74年録音
#13,14,15は1979年録音
ブルース由来の
古き良き哀愁を伴っているとはいえ
black sabbathの血を受け継いだ
呪術的暗黒が渦巻く
コモりつつもザラついた音像から
録音した時代を差し引いても
お釣りがくる程の
圧倒的な地下室の空気が
充満している
演奏のまとまりも
駆け引きも
絶品
リフもソロも良い
この全体にリバーブのかかった感じは
狙って出せるものじゃないと思う
妖しすぎる
空気のひび割れが記録されている
#4と#12では
Bobby Liebling(vo)がベースを弾いている
ギターのRandy Palmerは
2002年に自動車事故で死亡
Symphony Of Shadows (2012)
- Saviour 4:23
- Lord Of Desolation 7:00
- Kill You Now 3:35
- Son Of Darkness 4:25
- Godless 9:39
- The Plague 5:02
- Hopeless 9:41
- D.E.D. 7:29
- Eternally Unhuman 7:40
Craig Junghandel(Vo)
Randy Palmer(G)
Mike Matthews(B,G)
Geof O’Keefe(Dr,Perc,G,B,Key,Vo)
2002年に亡くなった
Randy Palmer(G:pentagram)の
残した楽曲を
仲間達が完成させて
2012年にリリース
プロデュースにミックスに
楽器演奏に
ブックレットの写真まで
Geof O’Keefeが大活躍
“友情”で完成させた1枚
今作のボーカルは
Craig Junghandel
他に参加しているバンドが
どうにも不明な人物だが
その歌声は
Wino(saint vitus,the Obsessed)と
Bobby Liebling(pentagram)の
中間を行くようなの声で
味わい深く聴きやすくて上手い
素晴らしい仕事
サウンドは
ヴィンテージ感をうっすら漂わせた
コクのあるドゥームメタル
ホラー感漂う曲は
暗く引きずるリフと
ブルースを基盤にした
70’sの香りの
キャッチーなメロディ
サイケの浮遊感まで併せ持ち
それらが見事なバランスで
配合されている
Randy Palmerが
いかに素晴らしいギタリストだったかを
思い知らされる
コーラスや効果音等
隅々まで
こだわり抜かれた
丁寧な作り込みが良い
Geof O’Keefeは
このバンドの音の味を
完璧にとらえた
クリアで奥行きのある
ミックスを施している
PENTAGRAMが好きなら
素通りはできない1枚
祖先
sabbath children