uncle acid & the deadbeats NELL’ ORA BLU (2024)

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Uncle Acid
& the Deadbeats (2009-)

アンクル アシッド
アンド ザ デッドビーツ

イギリス・ケンブリッジ

ドゥームメタル,アシッドロック, サイケデリック

NELL’ ORA BLU (2024)

  1. Il Sole Sorge Sempre 5:19
  2. Giustizia Di Strada Lavora Fino Alla Morte 4:41
  3. La Vipera 3:36
  4. Vendetta(Tema) 3:11
  5. La Bara Resterà Chiusa 3:04
  6. Cocktail Party 1:37
  7. Il Tesoro Di Sardegna 6:00
  8. Nell’ Ora Blu 5:29
  9. Il Chiamante Silenzioso 2:39
  10. Tortura Al Telefono 3:23
  11. Pomeriggio Di Novembre Nel Parco/Occhi Che Osservano 7:22
  12. Il Ritorno Del Chiamante Silenzioso 4:13
  13. Solo La Morte Ti Ammanetta 4:14
  14. Il Gatto Morto 9:17
  15. Guidando Veloce Verso La Campagna 2:35
  16. L’Omicidio 2:00
  17. Resti Umani 8:37
  18. Sorge Anche Il Sole 3:25
  19. Ritorno All’Oscurità 1:14

6th
Rise Above Records

Kevin Starrs (Vo,G,Synthesizer,Key,B,Dr,Perc,Tzouras)
George Hudson (G,Vo)
Vaughn Stokes (Vo,G,B,Key #7,19)

Jon Rice (Dr)
Justin Smith (B)
George Hudson (G)

Matteo Zecchi(Sax,Flute)
Nic Weaver(Trumpet)

Jessie Wagner(Backing Voca#11,13,14,17)
Vita Wulff(Choir)
Coro Di Bambini Degli Angeli Caduti, Roma(Children’s Choir)

Massimo Vanni (Spoken Word)
Giovanni Lombardo Radice (Spoken Word)
Franco Nero (Spoken Word)
Edwige Fenech (Spoken Word)
Luc Merenda (Spoken Word)

ケビン・スターズがプロデュース

このアルバムも
映画的な物語のコンセプトがあり
かなりインスト

今作でアンクル・アシッドこと
ケビン・スターズ
1960〜1970年代の
イタリアのジャッロ・ホラー映画を
音で再現している
(ジャッロとは黄色を意味しており
1930年代に出版された大衆向けの
派手な表紙と挿絵で刺激的な内容の
娯楽小説を指し
それが一世代後に
ホラーや性的描写のある映画へ
変貌していった)

曲名はすべてイタリア語
なのでGoogle翻訳してみると

  1. 太陽は必ず昇る
  2. ストリート・ジャスティスは死に至るまで続く
  3. 毒蛇
  4. 復讐(テーマ)
  5. 棺は閉じられたまま
  6. カクテル・パーティー
  7. サルデーニャの宝
  8. ブルー・アワー
  9. 無言の訪問者
  10. 電話での拷問
  11. 11月の午後の公園/監視の目
  12. 無言の訪問者が戻ってくる
  13. 死だけがあなたに手錠をかける
  14. 死んだ猫
  15. 田舎への高速運転
  16. 殺人
  17. 人間の残骸
  18. 太陽はまた昇る
  19. 闇への回帰

前作に引き続き
埃をまとったサイケデリックな
シンセサイザーの音の使い方は秀逸で
すぐにその音の世界に
引き込まれる

イタリア語のアナウンス/セリフの挿入は
ラジオドラマの雰囲気
(故に物語の筋が理解できず
音のみに頼ってレビューを書くしかなく
78分通しで聴くべき作品だし
入手から時間がかかっちゃった
というイイワケ)

このイタリア語のセリフは
どうやって作られたのか?
映画から音声を抜き出しての
コラージュか?と思っていたら
流石、ケビン・スターズ
実際にイタリア映画界から
1970年代を彩った
フランコ・ネロ
リュック・メレンダ
エドウィジュ・フェネシュ
という伝説的な人達とコンタクトを取り
このアルバムに参加してもらっている

クエンティン・タランティーノ的というか
夢を叶える筋金入りのオタクっぷりは
尊敬せずにはいられないよ!!

アルバムの楽器パートを完成させた後
歌詞を書くことが
そのまま脚本を書くことに
なっていったんだろう

ギターと歌の占めるパーセンテージは
だいぶ少なくなっていて
ロック離れが著しい
実際
ケビン・スターズ
ギターが彼にとって最も扱いやすい
メインの楽器なので
今作でギターから離れていることに
不安を感じていると語っていた

「今作は自分の安定した環境から
完全に抜け出したかったので
ギターではなく
他の楽器で作曲と即興演奏を始めた

普段レコーディングするときは
全員が何を演奏すればいいのかを
完璧に把握していて
すべてが完璧に計画されているんだけど
今回はほとんどが即興

ギター以外
歌も含めて何もかも得意ではないが
とにかくやってみるしかなかった
キーボード演奏はかなり難しいと感じたので
良いアナログシンセを数台買って
一生懸命練習した

アルバムのほとんどの曲は
場面を想像してセリフを聞きながら
[録音]ボタンを押して
あとは即興で演奏するという方法で
キーボードで作った
楽譜は読めないし
理論も全く知らないので
自分が何をやっているのか見失いそうだったが
ただ音に合っていれば
アイデアを重ねていけるという
確信があった」

ローファイでオカルトでホラー

ヴィンテージである事の美学
そもそも最初っから
デジタルじゃなくて完全にアナログで
真空管なバンドだったが
どんどん時代を遡り
もう蓄音機
時々ソノシートの感じ
(塩化ビニールを主成分とするペラッペラに薄いレコード)

アンビエントまで数歩手前のような
ロックから距離をとった展開の中で
ここぞの盛り上がりでの
ギターと歌が輝く

にしても
今回は思い切った作風よね

「こういう作品が
受け入れられないかもしれないことは
分かっているけど
誰がそんなこと気にするんだ?
そもそも
俺達がやっていることの大半は
受け入れられないんだから」

これはライブの時どうするのかしら?
って思ってたら
このアルバムのツアーは
座席のある会場で行われ
実際に作中の物語のシーンを撮影して
映像化しており
その映像を伴ったコダワリの強いライブを
展開した模様

「この作品のライブは劇場のように
着席しての鑑賞体験が必要だ
クラブのような場所で
立っている観客を前に
演奏するだけでは
うまくいかないだろう

来年ヨーロッパで
数回公演すれば十分だと思う
綿密な計画と
追加のミュージシャンが必要だから
大規模なツアーは無理だね」


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