TAD God’s Balls(1989)

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TAD アルバムリスト

TAD (1988-1999)

タッド

ワシントン州シアトル

Grunge / グランジ

God’s Balls (1989)

  1. Behemoth 4:10★
  2. Pork Chop 4:22★
  3. Helot 2:58★
  4. Tuna Car 2:37★
  5. Sex God Missy (Lumberjack Mix) 4:29★
  6. Cyanide Bath 3:37★
  7. Boiler Room 4:49
  8. Satan’s Chainsaw 3:10★
  9. Hollow Man 4:05
  10. Nipple Belt 3:17
  11. Ritual Device 2:50★

1st
Sub Popからリリース

Tad Doyle
(Vo,G:Brothers Of The Sonic Cloth,Bundle Of Hiss,Lumbar)
Gary Thorstensen(G:The Tree Climbers)
Kurt Danielson
(B,Vo:Bundle Of Hiss,Valis,Vaporland)
Steve Weid
(Dr:Daddy Hate Box,Skin Yard,Willard)

TAD
H-HOUR(1981-1988)というバンドの末期に
ドラムを叩いていた
タッド・ドイル
(本名Thomas Andrew Doyle)の
ソロ・プロジェクトとして
1988年初頭に始まった

タッド・ドイルはすべてのパートを自身でこなし
3曲を録音
この時すでにSubPopからの最初のリリースに
なる事は決まっていた
(このデモは後のシングル[Daisy/Ritual Device])

H-HOUR時代に対バンしたことがあり
知り合いだった
Bundle Of Hissのベーシストの
カート・ダニエルソン

プロデューサージャック・エンディーノ
つながりでSkin Yardのドラマー
スティーヴ・ウィード

SubPopレーベルの共同設立者である
ジョナサン・ポーネマンがやっていた
地元シアトルのガレージバンド
The Tree Climbersのギタリスト
ゲイリー・トーステンセン

このライナップでTADが結成された

プロデュースはJack Endino
(#6のコーラスも担当,
これがギャングボーカルで良い)

太いがパンキッシュな
絞り出すガラガラ声のボーカル

ミディアムテンポで
乾いた気持ちいい歪みで
重く刻むダイナミックなリフに
妖しい不協和音的ノイズを絡ませ
カオスを伴って反復し突き進む

兎に角リフがグルーヴィー
間の取り方が気持ちいい

文字通り”地下室”っぽい響きの
リバーブによって薄っすらと浮遊

這いずり回る様なベース

粘りのあるドラムの音が
図太くドカドカと気持ちいい

初期のインダストリアル的な
金属感を持っているが
無機質じゃなくて剥き出しの音
ブルージーなソロも炸裂していて
生々しく人間の体温を感じさせる

ライブアルバムかっ!?
って思う程の
ささくれ立ったミックス
流石Jack Endino師匠

地味と言われれば
その通りと答えるけど
アンダーグラウンド臭
インディ臭さが溢れていて最高

グランジの定義の一つに
スロウになったパンク
という表現があるが
なるほど当てはまっている

アルバムジャケットの
Tad Doyle
横綱曙の笑顔を彷彿とさせる
貫禄
かっこいいぜTAD

(★はお気に入り曲です)

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