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MASTODON (1999-)

マストドン
ジョージア州アトランタ
Doom Metal,Stoner Rock,
Heavy Metal,Sludge Metal,
Progressive Metal
HUSHED AND GRIM (2021)

- Pain With An Anchor 5:02
- The Crux 5:00
- Sickle And Peace 6:18
- More Than I Could Chew 6:52
- The Beast 6:03
- Skeleton Of Splendor 5:04
- Teardrinker 5:20
- Pushing The Tides 3:30
- Peace And Tranquility 5:56
- Dagger 5:12
- Had It All 5:26
- Savage Lands 4:25
- Gobblers Of Dregs 8:34
- Eyes Of Serpents 6:50
- Gigantium 6:54
8th
Reprise Records
Troy Sanders(B,Vo:Killer Be Killed)
Brent Hinds(G,Vo)
Bill Kelliher(G,Vo:Primate,Today Is The Day)
Brann Dailor(Dr,Vo:Today Is The Day)

2枚組15曲
トータル86分17秒
聴き応え十分
ジャケのアートワークが
前2作よりも落ち着いた感
そして
音も落ち着いている
このバンドにしては落ち着き過ぎている感
マストドンは21年間
4人の不動のメンバーでやってきた
盤石の布陣
それを脅かすことなど
あるわけがないと思っていたが
2018年9月8日
長年バンドを支えてきた友人であり
マネージャーのニック・ジョンが
癌との闘病の末に亡くなった事
そして世界的パンデミック
2年間ツアーに出られなかった事
それらは
バンドの音にかなりの影響を与えた
喪に服している
もともとメンバーが持っていたものであり
アルバムリリース毎に濃度が上がっていき
名盤[Crack the Skye(2009)]で
全開になったMASTODONらしさ
プログレ要素に中に挟まれる
時間を圧縮するような密度が
今作では見られない
堅実で地に足のついた複雑さが
曲に大きな情景の変化を持たらし
紆余曲折した後
うねった波が砕けていく様が気持ち良い
重さは控えめで
綿密に作り込まれたメロディーが多用されている
緩やかな浮遊感と
ゆったりとしたリズム
至る所でメランコリックな響きが顔を出す
まるで外から自身を見ながら
曲を作っていったかのような…
メタル感は薄れオルタナティブ寄りの音色
根底に喪失感、悲しみがある
何度も言ってきたけど、音楽は薬なんだ
暗い時に気分を良くするために飲む薬
多くの人間と同じように俺達は
自分の気持ちを分かち合うことに対して
いつもオープンではないから
カウンセリングに行く代わりに
音楽で感情を表現するんだ
俺達は素晴らしいバンドだと思うし
素晴らしい曲も書くけど
最高の喜びは
『君たちの音楽は本当に僕の心を助けてくれた』と
言ってくれる人たちの声を聞くこと
それは最高の褒め言葉だよ
Bill Kelliher
[10.Dagger]に
インド音楽で使われる擦弦楽器サーランギー
でRich Doucetteが参加
これが凄く印象的な音で良い
[11.Had It All]には
Troy Sandersの母 Jody Sandersが
金管楽器フレンチホルンで参加
サウンドガーデンのKim Thayilが
ギターで参加
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