FULL BLOWN A.I.D.S

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FULL BLOWN A.I.D.S. (1997-2011)

フルブロウンエイズ

sludge core,doom metal
/ スラッジコア, ドゥームメタル

Seth Putnam(Anal Cunt)が
1997年に
アナルカントでギターだった
Paulie Kraynak(B)と
Rob Williams(Dr:Siege)と
結成したスラッジコア/ドゥームメタルバンド

Full Blown A.I.D.S. (2008)

  1. No One Cares
  2. Track Team
  3. It’s All Fake
  4. Stupid Bitch
  5. Trash Picker
  6. Alcholic
  7. Leech
  8. For Those About To Rock(We Salute You)
  9. Fact Finder
  10. Everything
  11. Throwing Cars At People On Coke With Thor

Seth Putnam(Vo,G:AnalCunt)
Paulie Kraynak(B:AnalCunt)
Rob Williams(Dr:Siege)

1stEPLeech 12”
カップリングした1枚

Seth Putnamはスラッジーな
深〜い歪みのギターで
ハードコアのカオスな疾走から
重く引きずるリフまで繰り出し
決して勢い一発ではない

これしかないと言える完璧な
“間”
これしかないと言える完璧な
“ノイズコントロール”

そもそも自分でアンプを改造して
それをAnalCuntのギタリストに使わせた
というエピソードの持ち主
ギターが大好きじゃないと
こんなことしないだろう
AnalCuntでもギター弾きたいなーって
思ってたんじゃねーかな

そもそも
Executioner
Shit Scumではベースを弾いていたし
この人は音に関する何をやらせても
極限を極めている
極端なセンスを持った
極い人
(gokui-hito:
俺の周りの何かしら楽器をやる変な人達がよく使ってたワード
そんな素敵な人達も結構死んじゃったな〜
次は俺かな〜?)
極極極極極極極極

ギタリストとしてのセス・プットナム

そこに
キレッキレの絶叫ボーカル
文句のつけようがない
全身全霊の声

伝説的なあの”Siege”の
Rob Williamsのドラムは
一打一打が重くタメが効いていて
素晴らしい

Paulie Kraynakのベースは
チューニングダウンした弦を
軋ませながら
ゴリンゴリンブリンブリンいわせている

前後不覚なほどの
凄まじい混沌パートもあり
遅く重苦しい煉獄もあり

爆発力に酩酊感まで併せ持つグルーヴ
素晴らしいデキ

ボーナストラック
[Throwing Cars At People On Coke With Thor]
カナダのマッチョメタル”Thor”との
コラボレーション

Seth PutnamThor
普通とか常識とは無縁の
明後日の方向に全身全霊で突っ走る人同士
形こそだいぶ違うが根底にあるメタル
大衆ウケの事なんて
人生で一度も
1秒たりとも
考えた事無いんでしょ

その鋭さ故に
聴き手側にも一度刺さったら一生抜けない棘
そんな圧倒的な個性
存在感

術者が死んだ後も、より強力に残る”念”
狙ってやってないから余計に効くヤツ

ThorのPVとかアルバムのジャケットとか
毎度エライことになっているんだけど
その明後日の方向への純粋すぎる本気度が
Sethに刺さったんだと思う

この曲はおそらく
Thor史上一番かっこいい曲だろう
ボーカルの掛け合いが最高過ぎる

こんなコラボレーションを
一切の打算無く
自然に
気の向くままに実現し
俺達の度肝を抜き
心に刻み込む形に仕上げた
Seth Putnamという男の足跡

ずっと忘れられない
とてもクッキリとした
指紋まで見えるような足跡
(えげつないニオイ付き)

超名盤

盤は見つからないが
なんかAmazon Musicにあった↓

Viral Load (2010)

  1. Leech[Live] 7:44
  2. Guardia[Live] 3:17
  3. No One Cares[Live) 2:28
  4. Track Team[Live] 2:23
  5. Brother You Must[Live] 3:33
  6. It’s All Fake[Live] 2:20
  7. Stupid Bitch[Live] 2:51
  8. Vacancy[Live] 2:57
  9. Trash Picker[Live] 3:14
  10. Wemouth[Live] 4:42
  11. Alcoholic[Live] 4:04
  12. Everything[Live] 4:40
  13. For Those About To Rock(We Salute You) 5:18
  14. Guardian 4:23
  15. Vacancy 4:04
  16. Brother You Must 3:34
  17. Weymouth 4:54

Seth Putnam(Vo,G)
Paulie Kraynak(B)
Josh Randall(Dr)

Robert Williams(Dr:Siege)が抜けた編成

#1〜13 2009年12月20日 ボストンでのライブ
#14〜17 2010年 スタジオリハーサル

全編ライブレコーデイングなので
フィードバックといい
ブチブチという
潰れ割れた音といい
よく言う
その場の空気をそのまま記録したよう

持続型の爆音

セス・プットナムのボーカルは
若干のラリってる感を持って
絶叫している

パンキッシュに響くコーラス

ひび割れたベースの煙たい音と
タメたバスドラの上に渦巻くカオス

むせるほどの
アンダーグラウンド臭

For Those About To Rock,We Salute You
AC/DCのカバー

Seth Putnam
2011年6月11日に
心臓麻痺で死亡

最後のライブ音源となった

CDのブックレットの
クレジットによると
会場で
Sethの妻Julieが写真を撮っていた
これもその内の1枚かな

こちらも盤は見つからないが
ジャケットは黒塗りで
Amazon Musicにあった↓

Seth Putnam 関連

sludge band

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