down II A Bustle in Your Hedgerow(2002)

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down (1991-)

ダウン

ドゥームメタル, ストーナーロック, サザンロック

Down II
A Bustle in Your Hedgerow
(2002)

フィル・アンセルモの家の
スタジオ[Nodferatu’s lair]で録音
(Nodferatu’s lairとはカークがフィルにつけたあだ名)

Phil Anselmo(Vo:pantera,superjoint ritual Bill+Phil)
Pepper Keenan(G:coc)
Kirk Windstein(G:crowbar)
Rex Brown(Ba:pantera)
Jimmy Bower(Dr:eyehategod,The Mystick Krewe of Clearlight)

メタル色が薄れて
ジャムセッションの空気を記録した様な
black sabbathと
Allman Brothers Bandと
Lynyrd SkynyrdとLed Zeppelinが
混ざってヘヴィになった様な
70’sの匂いのする熟成された音

ゆったりとしたリフと
リバーブの効いた単音弾きと
ソウルフルな渋い歌
ためてためて焦らしに焦らして
ヘヴィーリフに切り替わる
展開がたまらない
「1. Lysergik Funeral Procession」

サビの呪術的な響きのリフと
スペースを広く使った歌メロ
ギター2本の絡みがかっこいい
「2. There’s Something On My Side」は
終盤もう一捻りの展開

うねるリフの反復と
そこに浮かび上がる様なボーカル
「3. The Man That Follows Hell」

Wayne Lohr(共同プロデュース)の
オルガンが効いてる
「4. Stained Glass Cross」は
ブルージーでキャッチーな
合唱のようなサビが耳に残る

ソウルフルな歌が炸裂する
「5. Ghosts Along The Mississippi」は
泣きのギター単音弾きも良い

ゆったりとした空気と
囁く様なバラード的歌いまわしが
雰囲気たっぷりな
「6. Learn From This Mistake」

輪唱形式のサビの歌メロと
ジャム感あふれるギターが良い
「7. Beautifully Depressed」

乾いたアコギの音と優しい歌声のバラード
「8. Where I’m Going」

遠くで鳴っているような
ヴィンテージ臭の漂うゆっくりした演奏の
短いインスト「9. Doobinterlude」の
レコードの針がとんでから
ヘヴィでスラッジな
「10. New Orleans Is A Dying Whore」へ
一発で耳に残るサビ
ギターソロの掛け合いも良い

間を生かしたリフとハモる歌が渋い
「11. The Seed」

bassリフにからむ
落ち着いたジャジーなギターの
クリーントーンと
霞がかかったようなボーカルが
アルバムの流れにアクセントをつけ
懐の深さを感じさせる
「12. Lies, I Don’t Know What They Say But…」

アコギ響きと
ブルージーなハミングを使った歌唱と
ドラ？の音
当時のフィルの嫁のvocalが
彼岸の情景を描写した様な
「15. Landing On The Mountains Of Meggido」

downはもうやらないんだろうなーと
ずっと思っていた所に
７年ぶりの2nd

そんな S.O.D. みたいな間隔で…

このメンバーが揃って
アルバムを作るのには
かなりの時間的調整が必要になる

それぞれのバンドの要と言える人達だし

downがこれまでの
いわゆる”スーパーグループ”と
違うところは虚栄心とは無縁の
ロック好きの男達の友情と
音楽に向き合う姿勢だと思う

当時タワレコの雑誌コーナーで
メンバーの白黒写真の表紙を見つけ
「うわーdownのアルバム出る！あっrexがいる！」
と、一人で興奮しました
メンバーがみんなロンゲ(カーク以外)で
自分もロンゲに…

panteraのliveでフィルが
Led Zeppelinの[Stairway To Heaven]の
エンディング部分をやたら歌ってるのは
なんなのかこのアルバムの音で合点

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