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BLACK FLAG
(1976-1986,2003,2013-2014,2019-)
ブラックフラッグ
Hardcore, Punk,
JEALOUS AGAIN (1980)
- Jealous Again 1:49
- Revenge 0:58
- White Minority 1:04
- No Values 1:45
- You Bet We’ve Got Something Personal Against You! 0:52
12インチEP
SST Records
Chavo Pederast[Ron Reyes](Vo)
Greg Ginn(G)
Chuck Dukowski(B)
Robo(Dr:Misfits)
1979年11月
当初はアルバムとしてリリースするつもりで
キース・モリスが仮歌を入れレコーディングが
進んでいたが
チャック・ドゥコウスキー(B)によると
キース・モリスは何の前触れもなく
「レコードとギターを壊して、1週間叫びながら出て行った」
ということでキース・モリス脱退
Wikiにもそう書いてあるんだけど
1週間叫ぶって何?
1週間叫ぶって凄くないかい?
ハードコアパンクのボーカルとして最高なんじゃないの?
1週間って長いけど誰も止めなかったのか?
まぁ脱退
後任にRedd Krossの
チャボ・ぺデラスト[ロン・レイエス](Vo)加入
グレッグ・ギン(G)は
まだレコーディングの準備ができていないと感じ
このラインナップでいくつかライブをこなしてから
スタジオ作業を再開したが
そのレコーディングはうまくいかなかった
その後のライブの途中!?で
チャボ・ぺデラストが
バンドを脱退してしまう
当時
ブラックフラッグはセカンドギタリストとして
デズ・カデナ(この人もRedd Kross)を
バンドに入れるつもりだったが
ボーカルを担当してもらうことになり
レコーディングを再開
一晩で数曲を完成させていたが
脱退してたチャボ・ぺデラスト[ロン・レイエス]が
このEPを完成させる事に同意したため
お蔵入りし
(この時の音源は後に
[EVERYTHING WENT BLACK(1982)]に収録された)
再びチャボ・ぺデラストの
ボーカルでレコーディングされた
チャボは
ぶっきらぼうで若々しいパンクな声の持ち主
かっこいいボーカル
どれも2分に満たない楽曲群
速くてストレートなハードコアパンク
聴衆をモッシュさせる音
歌詞の内容は”怒り”
その相手は当時のロス市警で
ロサンゼルスのパンクバンドは
かなり酷い仕打ちを受けていたため
アートワークもそうだが
ド直球で警察に対する怒りが込められている
[3. White Minority]は
人種差別と白人至上主義に対する攻撃の曲だが
歌詞の皮肉が理解されず
人種差別的な曲と受け取られてしまい
物議を醸した
Chuck Dukowski(B)が歌う
[5.You Bet We’ve got Something Personal Against You]は
脱退した元ボーカルのキース・モリスが結成した
新バンドCircle Jerksで
ブラックフラッグの曲とリフを使用したことに対する侮辱
語りかけるように始めて感情的になっていく
紆余曲折を経てリリースされたEPだが
内容は素晴らしい
チャボ・ぺデラスト[ロン・レイエス]は
このEPを完成させてしっかり脱退した
HARDCORE PUNK
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